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シュニッツェル

2008年11月04日
君はもうシュニッツェル(Schnitzel)を食べたか。シュニッツェルはウィーン名物の牛のカツである。ただ牛でなくても調理法が同じであればシュニッツェルとは言うらしい。我らがトンカツとの違いは、素材の他にもフライパンに油を浅く引いて焼くように揚げる点がある。
シュニッツェルの由来として重要なのがラデッキー将軍である。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの最後に必ず演奏されるラデッキーマーチのラデッキーである。ラデッキーはある時イタリアを攻め、ミラノを占領した。そこで食べたのがミラノ風カツ(Cotoletta alla Miranese)である。ミラノ風カツはミラノ名物の牛のカツである。我らがトンカツとの違いは、素材の他にもフライパンに油を浅く引いて焼くように揚げる点がある。そう、ラデッキーはミラノ風カツのおいしさのあまりウィーンに持って帰り、シュニッツェルの名前で広まった。ザルツブルグ風シュニッェル(肉の中に詰め物をする)が出たりして、シンプルなシュニッツェルはウィーン風シュニッツェル(Wiener Schnitzel)と区別される。
イタリアとオーストリアは国境を接しており、ボルツァーノやメラーノといったイタリア北部の町は第一次大戦前までオーストリア領だった。このため、これらの地域ではドイツ語が幅を利かせている。イタリア語メニューでCotoletta alla Miraneseと書いている料理はドイツ語メニューではWiener Schnitzelと書いてある。
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