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ローマの街 水

2009年06月22日
ローマの市街地にはいたるところに水道があって、飲み水が汲める。昔からの水道でカルキくさくもないので、冷たくはないがおいしく飲める。東京水のCMはやや嘘っぽいが、ローマ水はありだ。
これを見ると、ローマは水に恵まれた街のように見えるが、さにあらずである。確かにテベレ川が市内を流れてはいるが、むしろ水は不足しており、古代ローマの時代からの延々たる水道整備の結果市民に水を供給しているのであって、古来からローマ市民に対して水をふんだん見せることは、権力の象徴だったそうである。

また、ローマにはトレビの泉をはじめとして、スペイン坂やナボーナ広場に大きな噴水があって、こちらはさすがに飲めないけれども豊かな水をたたえている。トレビの泉の例で言えば、元々は古代ローマの時代からあった泉を18世紀にバロック様式に大改造してできている。バロック様式も、宗教戦争の中から生まれた権威主義的色彩を持った芸術様式なので、ローマの噴水の建築と水はローマの支配者(というかローマカトリックの権力)そのものであった。

その後、隣のフランスで、火縄くすぶるバスチーユにフランス革命が起き、その混乱をナポレオンが鎮めた。ナポレオンは四方に軍を起こしイタリアも支配下に置かれると、バロック様式の中心はパリに移る。バロックはその名の通り、「奇妙な」建築をローマに残して、つわものどもの夢の後みたいなことになっている。

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