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肩で風をきる観光客

2008年10月31日
勢いがある国の観光客は個人でも勢いがある。
昨年の話になるが、前の会社の先輩や同僚と箱根に行った。新宿から小田急、箱根登山鉄道、ロ-プウェイと使って、芦ノ湖に出た。芦ノ湖といえば遊覧船である。遊覧船に乗ってみて驚いたのだが、乗っている客の半分以上が中国人だった。何かのツアー客なのだろう。やはり中国の人は勢いがあり肩で風を切っていた。日本人がやや小さくなっている感じ。
帰ってきて、若様(みんな覚えているよね)にそのことを話したところ解説をしてくれた。先ず、来ていたのは台湾人で、台湾では関空もしくはセントレアから入国して、名古屋とか富士山の近くとか見つつ東海道を東上し、東京で泊まって成田から帰る5泊くらいのツアーが流行っているのだとか。箱根はそのルート上にあったのでコースに組み込まれたのではないかと。
閑話休題、10年以上前ブリュッセルに行ったときのこと。僕はリュックを背負って横断歩道で信号が青になるのを待っていた。信号が青になり横断歩道の真ん中まで来て中学生くらいの女の子3人とすれ違ったその瞬間、女の子の1人が僕の前で新聞を広げた。今より10歳以上若かった僕はとっさにそういうスリがいるという話を思い出し、リュックを放さないように力を入れた。案の定、女の子3人がかりでリュックを奪いにかかってきて交差点で1対3の綱引きが始まった。幸い人目もあるところなので、しばらくして無理だと思った女の子たちはあきらめて走り去った。
しばらく歩いていると、地元の人と旅行者が待ち合わせている場面に遭遇した。そこで2人が挨拶をしたその直後、急に2人は「ならずもの」から荷物を奪われないよう追っ払うようなしぐさを見せた。よく見ると、戦っているならずものはさっきの女の子3人だった。
女の子のタフさに感心しながら先に進んで、世界一美しい広場と言われるグランプラスの手前まで来たとき、向こうからはいかにもセレブな日本人のおばさんが数人、道を横に並んで肩で風を切って歩いてくる。バブルははじけたがまだその空気が残っている時代のことだ。僕の少し前を僕と同じ方向に歩いている地元の子が、「邪魔だなぁ」という表情で、でも道を開けておばさんを通してあげていた。道を開けた女の子が体をよじり、見えた素顔は、さっきの女の子だった。
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