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目にみえないものを想像する

2009年01月06日
「俺は自分の目でみたものしか信じない」と常々言っているのはゴルゴ13だが、普通の人間も自分の目でみたものが頭の中で大きくなる。で、自分の目でみないけど起きているであろうことをどこまでイメージできるかは意識次第であり、これを怠ると、本当に「自分の目でみたものしか信じられない」人になる。

今年、心配していることの一つに、マスコミの取材能力の低下がある。テレビが特にわかりやすく、既に一昨年位から現場で取材する人数と機材は明らかに削減されている。
その結果、取材しやすい東京のできごとだけを取材して全てがこうだとマスコミが報道しやしまいか、少なくとも、日比谷の派遣村の報道をみていて、もうそうなっていないか、影響力があるだけに気がかりである。

派遣村の報道をみて、地方で年末年始を過ごした者としては、大阪や名古屋、北九州などの製造業が集積した他の地域でも類似の取組みがあるのかどうかが気になった。しかし、ニュースを見ていた範囲では、名古屋でも類似の取組みがあるという情報をちょっとみた以外、殆どそういう情報は目にしなかった。ない地域に対しては「この地域でもやれ」と言うべきだろうし(派遣村の是非は実際には議論のあるところだろうが、少なくともマスコミが「是」として報道するからには言うべきだ)、名古屋はもう少し取り上げて「名古屋ではここでこんなことをやっている」と言うべきだろう。

東京の派遣村を礼賛するのはまあいいとして、他の地域のことを考える想像力が欠けているように感じた。派遣村の方も気の毒だが、派遣村のない地域の方の方がもっと気の毒だ。
また、派遣村に静岡から歩いてきた人がいたらしいが、それを政府の無策のエビデンスにする前に、その人に「名古屋にあるよ」と知らせてあげるのがマスコミの役割ではなかったのだろうか。

少し興味深く感じたのは、派遣切りにあってネットカフェで寝ていた方が、ネットで検索して派遣村の存在を知ったということ。もちろん、その人が派遣村をはじめて知ったのはテレビか何かだろうが、詳細情報はネットが提供した。また、派遣村が開かれてまもなくして派遣村のWebサイトも立ち上がっていたようで、ネットの世界は大きな役割を果たしたと思われる。

テレビや新聞というマスコミは影響力という点ではまだネットを凌駕している。この不景気の中、東京の派遣村に募金が2300万円集まったのはマスコミの力だと思う。だからこそ、自分の目でみていない地域のことを考えて報道するべきだと思う。
多分、2300万円の中には、九州で派遣切りにあった人のことを意識せずに、テレビをみた九州の別の人が募金した分も入っていると思う。
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